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りゅなの髪の毛事情

アンケートへのご回答ありがとうございます!!
9月いっぱいは受け付けておりますので、まだの方はよかったらお願いします。

小説の進捗はといいますと、いくらか推敲中のものがあります。
が…、なかなか気に入らずアップには至らないといった具合です。
少し手を加えたらアップできるかなぁ…

ところで、今日はりゅなの髪の毛事情についてお話します♪
いつか書きたいなぁと思っていたのと、拍手でお声をいただきましたので。

拍手[16回]

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アンケート始めました

このたび、思い切ってアンケートを始めました。 今後の参考にさせていただいたり、皆さまのご意見ご感想をうかがえたらと思います。
アンケート回答はこちらから!

また、今回ご回答いただいた方にはささやかですがお礼の小説をご用意いたしました。
内容は拙いのですが、お楽しみください。
アンケート回答後に表示されるお礼文の中にパスワードがあります。
そのパスワードを当ブログ内のお礼小説のパス認証時にご記入ください。
ユーザー名の入力は不要で、パスワードのみの入力でお読みいただけます。

なお、アンケートの回答は9月末まで、お礼小説の公開は年内とさせていただきます。

それでは皆様、お時間のあるときにでもよろしくお願いいたします♪

拍手[4回]

冷たい雨に打たれて

桜を散らす冷たい雨が降る春の日。
私は長かった黒髪を切った。
あの人の視線の先にいるのは私ではないと痛いほどわかってしまったから。
想いを伝えるまでもなく終わってしまうものに区切りをつけるため・・・。
その日はもう4月になるというのに冷え込んだ空気が剥き出しになった首筋を襲う。
「切らなきゃよかったかな・・・」
電車の窓ガラスに映る自分に目を遣り、そう後悔してももう遅かった。
首元はすっきりと、そして耳たぶが少し見える髪の毛は元には戻らない。切ってしまったから。

翌日、陽気に包まれた春らしい日が続いていた。
おかげで剥き出しになった私の首筋は人目に曝されることはあっても冷気に曝されずに済んだ。
そんな日に私は彼に出会った。
彼はスラッとした長身にやわらかな微笑みの似合う人で、この陽気はこの人が連れてきたのではないかと思うような、そんな人だった。

出会いから数週間経った頃のこと。
「君の髪、とっても綺麗だよね」
まだまだ短い髪の私に、彼は何の気なくそう言った。
「え?」
髪が長かった頃は周囲から髪を褒められることもあったが、この短い髪を褒める人はいない。
「急にごめん、不快だったかな?」
申し訳なさそうに彼が謝る。
私は自分が思っている以上にぶっきらぼうな反応をしてしまったらしい。
「いえ、そうじゃないんです。髪を切ってから褒めてくれる人なんていなかったから・・・少し驚いてしまって」
鼓動が速くなるのを感じながら、でもうれしいです、と私は笑顔で彼に返した。
「もしかして、髪切ったばっかり?」
「はい、切ってまだ1ヶ月も経たないくらいですね。切る前はこのくらいまであったんです」
私は彼の質問に答え、右手でこのくらいまでとジェスチャーした。
「へぇ~、随分思い切ったんだね」
私は“勿体無いね”とか“どうして切ったの?”なんて言われたら面倒だな、などと思考を巡らせていた。
でも彼の口から出た会話の続きは違うものだった。
「短くてもこんなにキラキラした綺麗な髪の人って珍しいよ」
キラキラした笑顔でそう言われると、胸がきゅうっとなるのを感じた。
「そう・・・ですかね」
平静を取り繕うのが精いっぱいだった。
「うん、短くてこんなに綺麗なんだから、長かったらもっとすごいんだろうなぁ」
相変わらずキラキラした笑顔で彼は微笑む。
「そんなことないですよっ。でも・・・ありがとうございます」
照れながらお礼を言う私は、また髪を伸ばしてみようかと考えていた。

気づけば彼と出会ってからかなりの年月が経っていた。
私の髪はあれから順調に伸びて、腰には届かないまでも、かなりの長さ誇っていた。
彼との距離も出会った頃よりは近くなっているように思う。
二人きりで会うことも多くなったし、彼はその笑顔で隠していたのであろう、心の底にある悲しみや不安をも少しずつ私には見せてくれるようになった。
「やっぱり髪、すっごく綺麗だね」
彼がふと、私の髪に触れながらそう言った。
「ありがとうございます」
「元々髪が綺麗なのもあるだろうけど、君が大切に伸ばしてきたからこれほどキラキラしてるんじゃないかな」
彼はそう言って後ろからぎゅっと抱きしめてくれた。

季節は廻り、桜が満開に咲き誇る今日この頃。
お昼まではうららかだった空模様も一変し、ザーザーと冷たい雨が降っていた。
雨のせいかいろいろなことを億劫に感じ、夕食をお気に入りのカフェで済ませた帰りの駅で見てしまった。
大好きな彼と、知らない女性の姿。
彼に似合うスレンダーな長身で、大人っぽさが溢れる女性。
その女性がトン、と彼の胸に寄りかかる。
見たくない光景だった。でも、見てしまった。
傘をさして家まで帰ったはずなのに、全身冷たい雨に打たれて体は冷え切っていた。

拍手[54回]

思うこと

暑い日が続いていますね。
こうも暑いと髪の毛をばっさりと切ってしまいたく…はならないりゅなです。
まとめれば涼しさは得られますし、ね。

最近小説を書いていて思うことがあります。
書く人間が同じだから仕方ないことかもしれないのですが、
なんだか結局同じようなものが出来上がってるな、と。
どういうシチュエーションに萌えるのか。
どういう断髪が好きなのか。
自分の欲を満たすだけのものを書くと、結局いつも同じような気がして、
こうしてブログに載せるとなるとこれでいいものかと悩みます。

今も何本か推敲中でして…。
書き上げてはみたものの、気に入らず寝かしてあるもの。
書き上げられずに筆をおいているもの。
なんとか自分の納得できるところまで作り上げてアップしたいところです。

それから、開設以来たいした広報活動もせず、ひっそりと運営してきましたが…。
それでも気づけば2000hitを超えていました。
うれしい限りです。
断髪小説に魅力を感じる人が私以外にいるというのもうれしいです。
もし、私が書くものが好きで読みにきてくださっているのであればさらにうれしいです。

最近読者の皆様と何らかの形で交流ができればという思いも沸いてきました。
どうするかわかりませんが、リクエスト受付やアンケート設置など何かやってみたいなと思っています。

今後もマイペースにゆるゆるとやっていきたいと思っています。
お暇なときでいいので、足を運んでいただければ幸いです。

拍手[9回]

大切だった時間

私はパパと1年に1度の旅行にきている。
私が小学生のときにパパとママは離婚してしまって、今はパパには新しい家族がいるけれど・・・。
私のことも大切な娘だと1年に1度だけ二人で旅行に行くのが恒例になっている。
今年はパパの仕事が忙しいから近場にはなったけれど、いつも遠くに行っていたから近場も新鮮だった。
昨日今日と新しくできたテーマパークへ行ったり、有名な史跡を巡ったり、美味しいものを食べたりと楽しい時間はあっという間に過ぎていく。
明日の夜にはこの旅行は終わってしまって、またいつもの毎日が始まる。

「そろそろシャワー浴びておいで」
テレビを見ながらぼーっとしていると、聞こえてくるパパの声。
促されて私は「はーい」とバスルームに向かった。
ホテルにしては広いバスルームで浴槽にお湯を溜めながら体を洗い、続いて髪の毛を洗う。
ふわふわとしたシャンプーの泡でごしごしと地肌を洗った後、トリートメントを毛先にたっぷりとつけて優しく馴染ませて流す。
洗い終えた髪をタオルできゅっとまとめて浴槽にちゃぷんと浸かった。
髪を伸ばし始めたのはいつだっただろう・・・。
小さな頃はショートカットだった私。
確か小学生の頃にTVで見た髪の長いアイドルに憧れてから伸ばしたんだっけ・・・?
高校生になったくらいから、オシャレに興味を持つようになって毎日念入りにトリートメントしたり、お金を貯めてマイナスイオンのドライヤーを買ったりして。

私がバスタイムを終えて戻ると「じゃあ俺も行ってくるよ」と入れ違いにパパがシャワーを浴びにソファーを立った。
「いってらっしゃい」と見送ってから、私はタオルでしっかりと髪の毛を拭いてからドライヤーをかけた。
水気を含んでいた髪がだんだん乾き、さらさらとドライヤーの温風で踊り始めた。
乾かし終わった私の髪は胸のあたりで揺れている。

閉められたカーテンを少しだけ開けて窓の外を眺める。
幾千もの光がぼんやりと届く夜景は見ているだけで時間を忘れそうになる。
「どうした?」
後ろから声をかけられて初めてパパがシャワーを終えて戻ってきたのに気づいた。
「パパ・・・外、きれいだね」
「ああ、そうだな」
パパの手が私の肩にそっと触れる。
しばらく二人で夜景を眺めていた。
「それにしても、清香もきれいになったな」
「えっ、急にどうしたの!?」
突然のパパの言葉にびっくりしてしまった。
「たまにしか会わないからな・・・会うといつも清香の成長にはびっくりするよ」
にっこり笑顔で私の頭をガシガシと撫でる。

パパがその撫でる手を止めて、私の髪に手櫛を通す。
「髪も、きれいだな」
そう褒めてくれたパパに意を決して切りだした。
「あのね、お願いがあるんだけど・・・」
「ん?お願い?」
「うん・・・えっとね、髪を切ってほしいの」
私のお願いにパパは唖然としていた。
「髪を切るって・・・清香の髪を?」「うん」
「今から!?」「うん」
次々に降ってくるパパからの質問に私は至って淡々と答える。
「でも、ハサミだってないし」
そう言い訳めいた言葉に「これを使って」とポーチに忍ばせてあったハサミを取り出してみせた。
前髪を自分で切るときに使っているヘアカット用のハサミだ。
「どうしても?」
パパが真剣な声で尋ねてきた。
「うん」
私はパパの目をじっと見つめて答えた。

「ちょっと待ってて」とパパは一昨日買った新聞を床に何重にも敷き始めた。
そしてその上に椅子をちょこんと置く。
椅子を指さしてここに座るように促され、私は着ていたガウンを脱いでソファに置いた。
「!」
目を見開いて驚いた様子のパパが言葉を発するのを制止するように私はクスっと笑って
「だってケープとかないでしょ?この方が後片付け楽だと思うから」
とキャミワンピ1枚で用意された椅子に座った。
少し腑に落ちないような表情を残しながらもパパは「しょうがないな」と納得してくれた。

パパの手が私の髪に触れてゆっくり櫛が通され、暖かいパパの手の気持ちよさについうとうとしまいそうになる。
「それで、どれくらい切るの?」
パパの声で眠気は一瞬で振り払われた。
「あのね・・・前にパパが切ってくれてた時みたいにしてほしい」
私が小さかった頃、ママは手先が不器用だからか私の髪はいつもパパが切っていた。
私が小さかった・・・ショートカットだった頃。
「そんなに切るの?」
パパが心配そうな顔で私の顔を覗き込む。
「ずっと大事に伸ばしてきたんじゃないの?何かあったのか?」
と続けるパパに
「何もないよ。ただ、暑くなってきたし久しぶりに短くしようかなって思っただけ」と笑顔で返した。

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